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2008-07

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五臓と腹診 - 2008.07.18 Fri

五臓(肝、心、脾、肺、腎)と最も関係の深いのはやはり、腹診
漢方では以下のようになります。


         

                

                  

               

左側腹部が肝→鳩尾(みぞおち)が心→お臍の部分が脾→右側腹部が肺→下腹部が腎
ということになります。

   肝の部分のおなかの張りが強いと、「肝の虫 (+)」イライラ、ストレスを我慢して抱えている。
        この場合には抑肝散などが効きます。また、左を下にした側臥で寝るのも良いです。

   物事に「関心」が強すぎて囚われると、肝→心(かんしん)と心の部分に張りがでます。
                 この場合には香蘇散が効きます。

   そして、今度は「心配」しすぎると、心→肺(しんぱい)で右側腹部に張りがでます。
       この場合には、肺に症状が出る場合と、肺と表裏関係にある大腸に症状が
     出る場合があります。例えば、心配しすぎて下痢をするなんてことがありますよね。
    ですから、その症状にあった漢方を選びます。右側臥位で寝るのも良いです。

         恋愛や財産相続などは、「関心」と「心配」が重なり合います
          ので「心(しん)」への負担に注意が必要ですね。



      腎がやられると、下腹部がやわらかく、フニャフニャした感じになります。
        腹巻をして、腎を冷やさないようにしたり、塩分を控える、蛋白質をとりすぎない、
        夜更かししないなど、腎への負担軽減に努めます。


   肝は脾を痛めつけ、脾は腎を痛めつけるといいます。一方肝は心を養うといいます。
   肝心かなめの肝心は肝腎と書くことも、怒りすぎると、肝をいためます。それらは廻りまわって
   五臓の全てをいためます。ご注意ください。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

   もう少し、深入りしたい方は以下も読んでみてください。
   五臓の矛盾に触れます。

   五臓は肝→心→脾→肺→腎、の順に循環します。でも腹診で見た場合「脾」を中心にして、
   肝→心→肺→腎となるのが自然な感じがしますよね。そのほうが円滑です。
   同じ五行でも季節は春→夏→秋→冬と循環します。これは素直に頷けますね。
   でも、五臓風にいえば春→夏→土用→秋→冬という表現になります。
   でも本当は土用は各季節の間にそれぞれに存在し、
   春→土用→夏→土用→秋→土用→冬となっているのです。

   だから本当は五臓も肝→脾→心→脾→肺→脾→腎になっているはずなのです。
   これなら円滑ですよね。ではなぜ、肝→心→脾→肺→腎と省略されてしまったのか?
   夏の土用が特別であるように、心と肺の間の脾が特別だからなのです。
   解剖的な絵で見ると、心と肺の間には脾が関与しにくいように思います。
   心と肺をつなぐ存在、漢方ではそれを心包といいます。
   つまり、心→肺の間には脾に加え、心包が存在しているのです。
   だから、この間の脾の役割が特別に見え際立ったものとなったのだと思います。

   それは暑い暑い夏が、収束の秋へ向かう「土用」が他の季節の土用より際立っているの
  と同じことなのでしょう。

   だから、五臓の循環は
   肝→脾→心→脾+心包→肺→脾→腎となり、もし簡略化するのなら

   肝→心→心包→肺→腎とすべきではなかったのかと思うのです。
   それでも、五行説としては中心となるべく脾を抜くわけにはいかないので、
   心包をあえて、脾と書いたのではないか、というのが私の推測です。

   皆さんはどう思われますか?
    脾を中心として、肝→心→心包→肺→腎の方が素直な流れだとおもうのですが。
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プロフィール

春田博之

Author:春田博之
はるた ひろゆき

~1960年生まれ

芦屋こころとからだのクリニック

院 長
color holisticmedicine
色彩応用医学 創設者

芦屋こころとからだのクリニックで、なぜか繰り返す症状、中々解決できない健康の悩みをこころとからだの両面からアプローチし数々の患者さんを救っている。

2014年には医療最前線の名医「現代の赤ひげ12人」の一人に選ばれた。

colorholistic creator として
セミナーも実施中

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